当基金は、東日本大震災の被災地から夏の北海道に保養に訪れる親子の交通費を助成しています。本年度は、道内で受け入れた民間8団体を通じて、助成しており、そのうち2団体から報告書が届きました。
ふらのチャリティーウォークは7月26日から8月4日まで、福島、宮城、千葉県の親子12人を富良野地方に受け入れました。フェリー代など12万円を当基金が助成しました。感想文を紹介します。
「福島では、娘に色々と我慢をさせていたので、北海道に来て、木の実を食べたり、虫を採ったり、自然の中でのびのびと遊ばせることができて、娘もとても喜んでいました」「いろいろなあそびをたいけんできて、うれしかったし、たのしかったです」「浜通りに住んでいても海で遊ばせることができず、プールしか知らない娘が湖で思いっきり遊ぶ姿を見て、これまで申し訳なかった気持ちと、とてもうれしい気持ちになりました」「やぎにえさをあげました。おにごっこがおもしろかったです」
岩見沢市栗沢中サッカー部保護者会のキヨマッププロジェクトは、7月28日から8月1日まで、福島県川俣中のサッカー部員と家族12人を招待し、サッカーなどで交流をしました。フェリー代など12万円を当基金が助成したほか、札幌ビール園でジンギスカン夕食会に招待しました。
「被災地と被災者を忘れず、このような補助を続けてくださることに深く感謝しています。放射線の影響はこれから出てきますし、永続的な保養支援が必要です」