当基金は、道内の児童養護施設やホームなどを退所して、大学や専門学校などへ進学した子供への支援を継続する工夫についてアンケート調査しました。
道内の養護施設など58カ所に依頼し、16カ所から回答がありました。それによると、電話やLINEなどを通じて連絡を保ち、長期休みや交流会などの行事に来園を促す努力をしていました。担当窓口を設け、根気よく誘うなどの工夫も挙げられました。課題として、専門職員の配置やアフターケア制度の整備を望む声が出されました。
当基金は、2012年度から児童養護施設や里親家庭から進学する子供に、返済義務のない支援金を贈っています。この支援金運営委員からは、「来園を促す際に遠方の子には交通費を援助すると参加しやすい」との助言が寄せられました。