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東日本大震災被災地の親子から一時保養のお礼

 この夏、東日本大震災の被災地から道内へ一時保養に訪れた親子から、招いたボランティア団体にお礼の言葉が寄せられました。親子の交通費を助成した当基金に、各ボランティア団体から届いた報告書の中から、一部を紹介します。

 ふらのチャリティーウォーク実行委の招待で富良野地方を訪れた母親は「いろいろな方々と触れ合いが出来、あたたかな気持ちや元気をいただきました。自然の中の探検は子供達がなかなかできなかったことで喜んでおりました」とつづりました。子どもたちも「みんなで鬼ごっこと山登りが楽しかったです」「森や湖で遊んだり、お花を見たり、山を登ったりとても楽しかったです」と満足したようすです。

 後志管内仁木町の「山の家きょうどう」の招きに子どもを送り出した福島県郡山市の保護者は「今、除染で出た汚染土を各家庭から堀り返して貯蔵場所へ運び出す作業が順番に行われています。事故前の放射能を気にしない生活には戻れていない現実です。北海道保養はきれいな空気、大自然で何も気にすることなく子どもを遊ばせることができ、本当にうれしいです。今年は北海道で真っ黒に日焼けして頼もしく帰ってきました」と、保養事業が長く続くことを願っていました。子どもも「楽しかったことはキャンプで川遊びしたこと。山の家でみんなで一緒に遊んだこと。スタッフのみんなが頑張って作ってくれたご飯がおいしかった」と、次は冬の北海道に行く夢を書いていました。