札幌市母子寡婦福祉連合会の奨学金贈呈式が6月23日夜、札幌市の「社会福祉総合センター」で開かれました。
本年度は、当基金からの35人分を含む146人に1人年間6万円の返済不要型奨学金が贈られました。贈呈式では、箭原恭子札母連理事長が1961年からの贈呈者は4,889人、2億9,300万円になると紹介後、奨学生へ向けて「将来何をやりたいのか、職業ではなく、人の命を救いたいのなら救命士や看護師などいろいろある。好きなことを見つけてください」とあいさつしました。
原資を提供した当基金と北洋銀行、北海道信用金庫、北海道CGC、サッポロビール、札母連の各代表が、奨学生に目録を手渡し祝辞を述べました。このうち、北海道CGCみどりとこころの基金の谷口哲也事務局長は、同基金の横山清理事長からの伝言として、「一生懸命頑張らないで、ちょっとだけ頑張って」と話し、奨学生と母親たちを励ましました。
札幌市子ども未来局の山本健晴局長からも励ましのあいさつがありました。
奨学生代表が「母が入院したとき、励ましてくれた看護師さんのような人になりたい。ここまでこれたのも母、札母連、奨学金制度を支えてくれた皆さまのおかげ。これからも社会のために努力していきたい」と謝辞を述べました。