当基金は事業費の半分超を返す必要のない給付型奨学金に充てており、中でも一人親家庭には本年度、258人に年額6万円ずつ支給します。道内各地から届いた礼状の一部を紹介します。
(母親から)私は両親とも他界して頼れる人もいないです。子どもが部活(運動部)で全国大会に参戦してきました。シューズに穴があいてボロボロでしたが、お金のことを心配してか、「まだいい」と言って古いシューズで出場しました。いただいた給付金で新しいシューズを買わせていただきます。
(高校生から)奨学金は12月に取得予定の運転免許の教習代の足しに使わせていただきます。現在、学校でアルバイトが禁止のため、学費や教材費、生活費等を親に全面的に頼らねばならず、心苦しく思っていたので、少しでも負担を軽減でき感謝申し上げます。