北海道新聞社会福祉振興基金は5月30日、評議員会を開き、2017年度の事業報告、収支決算を承認しました。
事業報告によると、募金事業では259件、1億316万円の寄付を受けました。このうち、使途の指定された寄付は、ウェルネット社から工業高等専門学校生の奨学金に6千万円、東日本大震災の被災者支援に123万円、交通遺児への奨学金に172万円ありました。
支出は、奨学金や一般公募助成、小規模就労支援事業所助成、ボランティア奨励賞など助成事業全体で7301万円に上りました。このうち、返済不要の奨学金は、ひとり人親家庭や特別支援学校、児童養護施設の高校生、工業高等専門学校生などに、合計4125万円を支給しました。事業費全体の56%が奨学金に充てられました。