苫小牧の社会福祉法人緑陽会は2月16日、当基金の助成(約37万円)を受けて、バーチャルリアリティー(VR)での認知症体験会を開きました=写真=。
医療・施設関係者23人と、地域住民・施設利用者家族16人が参加しました。体験の前と後で、認知症に対する考え方の変化をアンケートで探りました。体験前は「どちらかというと」というあいまいな答えが多かったのに対し、体験後は「はい」「いいえ」とはっきり答える割合が増加しました。特に医療・施設関係者の増加率の幅が大きく、知識に体験が裏打ちされたことにより、疾患や症状のさらなる理解につながったようです。