道内の工業高等専門学校生に支給している道新ウェルネット奨学金の2019年度に向けた3者協議会が3月16日、道新本社で開かれました。
原資を提供したウェルネット社と選考の実務にあたる道内高専、当基金が毎年1回、集まって協議しています。今回は17人が出席しました。
2018年度の高専側事務局の清水啓一郎旭川高専校長が「学生の16~17%がひとり親で、そのほとんどが母子家庭。学生たちは本当にこの奨学金に助けられている」とあいさつ。ウェルネットの宮澤一洋社長が「涙腺が緩む礼状が多く、社員全体会議でやっと読むことができ、社員から拍手が沸いた。みなさんに愛情をもって育てていただいた学生が、入社してくれて満足している」と述べました=写真=。
事務局が2018年度は通常支援が前・後期合わせて延べ95件、970万円、緊急支援が1件、20万円あったと受給状況を説明。各校の校長、事務長らが校内選考の状況や悩みなどを語り、2019年度に向けて、学生の退学を防ぐ緊急支援の活用などを話し合いました。