道新福祉基金コンサートの本年度最後となる弦楽四重奏が3月27日、札幌市厚別区の特別養護老人ホームで開かれました。
年4回の予定です。昨年7月19日に名寄市、今年2月26日に日高管内浦河町でお年寄りを対象に開かれ、3月26日には札幌・ノビロ学園、そして27日には社会福祉法人栄和会の厚別栄和荘で催されました。特養とケアハウス、デイサービス利用者ら約60人がホールに集まりました。
瀬戸雅嗣・総合施設長が「今日はなんと、一流の音楽を室内で聴ける最高の機会。楽しんでほしい」とあいさつ。札響の土井奏さんと三原豊彦さん(バイオリン)、物部憲一さん(ビオラ)、猿渡輔さん(チェロ)が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などを演奏し、楽器や奏者の自己紹介を交えて和やかに進めました。お年寄りたちはリズムに合わせて手を合わせたり、アンコールの「上を向いて歩こう」では一緒に歌ったり、それぞれの楽しみ方をしていました。
このコンサートは、道新福祉基金に寄せられた歳末たすけあい募金で運営されています。