札幌市北区の自炊型軽費老人ホーム「拓寿園」に入居している猪狩志津子さん(81)が1月30日、当基金に10万円を寄付しました。
この日の最低気温は氷点下6.8度まで下がり、寒い午前中、「寄付に行こうか迷った末に」訪れました。猪狩さんは、ボランティアで子育て支援にかかわっており、最近、貧困家庭の子どもの報道が相次ぐのを見て、栃木県日光市などへの旅行費用を、社会福祉に寄付しようと決意しました。
「私は子供がいなかったので、恵まれない子どもたちや障害のある人たちが社会をそねむようなことがないように」と願っていました。「年金暮らしで何度も寄付はできませんが、体は元気なので少しでもお役に立てれば」と、さわやかな笑顔で語りました。