釧路市の高田正夫さん(80)が、西日本豪雨の被災地に、北海道新聞社会福祉基金を通じて300万円を寄付しました。受け付け初日の11日に「みんなに支援の輪が広がるよう、先駆けて行動しよう」と思い立ちました。
会社員だった高田さんは26歳から糖尿病を患い、当時は50歳以上長生きできないと言われました。80歳を迎えられたお祝に、妻の道子さん(84)と、10月に米国ニューヨークにオペラを見に行く旅行を計画しようとした矢先、西日本で記録的な豪雨による被害が拡大しました。計画をとりやめ、その旅行費用を寄付金の一部に充てました。「困っている人のために役立ててほしい」と話していました。