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「同級生の旅行代を福祉に」小学校時代のクラスメートが寄付

7月3日に71歳で死去した菊地光雄さんが生前に小学校の同級生の旅行代として積み立てていた15万円を、1か月後の8月3日、クラスメートの伊藤静江さんが寄付してくれました。

菊地さんは札幌市中央区南10西17にある幌西小学校6年6組の同級生が毎年、旅行する時の積立金を近所の伊藤さんに預けていました。当時は、ベビーブームで生まれた団塊の世代だけに教室が足りず、午前と午後の2部授業に分けたこともあったマンモス校でした。担任の先生は、児童と年齢がひと回りしか違わず、ハンサムでお母さんたちの人気も高く、卒業後もクラス会が続いてきました。毎年1回、本州や道内を一緒に旅行する仲の良いクラスメートです。

菊地さんから預かったお金の使い道を今も健在の担任の先生を交えて相談した結果、当基金に寄せてくれました。当基金は、経済的に厳しい子どもたちに返済不要の奨学金を支給することを事業の柱にしています。伊藤さんは「菊地さんも苦学したので、福祉基金への寄付が遺志にかなうはず」と話していました。