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先輩の遺志による寄付に感謝

 札幌市の熊谷弘道さんが11月16日に81歳で死去され、そのご遺志により、妻の節子さん

=写真右=が当基金に100万円を寄付してくださいました。

 弘道さんは、北海道新聞社の編集局校閲部に勤務し、21年前に定年退職しました。健康な時から、道新に長年お世話になったお礼と、社会のために役立ててほしいという気持ちから、遺志として当基金に寄付することを節子さんと話し合ってきたそうです。最近、重い病とわかり、急に亡くなった翌17日に節子さんがいらっしゃいました。弘道さんは、優しい人柄だったそうです。校閲部は、紙面に間違いがないかチェックする縁の下の力持ち。地道な仕事を定年まで勤めあげ、定年後は道新スポーツでも校閲の仕事に5年間ほど携わったそうです。

 通常は、寄付を持参された方のお名前を記す感謝状を、節子さんの希望で「弘道さん」あてにしました。先輩のご遺志に感謝し、社会的な弱者の福祉のために使わせていただきます。

熊谷節子さん