伊達市の社会福祉法人「伊達コスモス21」の大垣勲男常務理事(統括事業管理者)が4月24日、貸付金完済のあいさつに見えました。
伊達コスモス21は、2003年に通所の知的障害者授産施設「ふみだす」を建設する際、当基金から2000万円の融資を受けました。道立太陽の園を出て、地域で暮らす障害者が働く場所であり、最重度の障がい者も受け入れる施設を目指してきました。特に、最重度の方にも、魚釣りや、ソリ遊びなど野外での活動を体験してもらい、本人や家族の喜びとなるだけでなく、それを支える地域住民も変わっていくのを目の当たりにしてきたそうです。
同施設で生産している、伊達産の豚肉を使った「蒸し豚まん」が、道の駅などで好評です。2月中旬に貸付金を繰り上げ返済し、「開設に協力してくださった皆さんのおかげです」とお礼を述べていました。