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道母連が奨学金の募集開始

 北海道母子寡婦福祉連合会(道母連)が5月1日から、ひとり親家庭の高校生を対象にした奨学金の募集を始めました。対象を母子会のない市町村を含めた全道に広げ、どの程度、応募があるのか、緊張感をもっています。

 全道の179市町村のうち、母子会は81しかなく、102市町村数の母子会が休会中です。特に、釧路・根室管内は13市町村に対し、釧路市にしかなく、ほかは休会中となっています。会員の高齢化が進み、役員のなり手がいないことや、市町村の協力が得られていないことが背景にあると言われています。

 これまで道母連は、各母子会を通じて奨学生を募集してきました。高校生のいる会員数を基に、あらかじめ各母子会に奨学生の人数を配分し、各母子会が選んできました。この結果、胆振管内が奨学生全体の46%を占めるという地域によるアンバランスを生じていました。本年度から母子会未加入者も道母連のホームページから募集要項や申請書類をダウンロードして、郵送すれば受け付けることにしました。従来の母子会経由を含め応募者全体の中から家庭の収入や学業成績を基に道母連事務局が選考します。