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道新元記者の(故)上出義樹さんの名前で義援金

 北海道新聞記者を退職後もフリー記者として発信を続け、今年7月4日に亡くなった上出義樹さん名義の銀行口座から、胆振東部地震への義援金が3万円振り込まれました。

 妻の美鈴さん(東京在住)が、夫の名前で寄付したいと送ってきました。「北海道の皆さんにお世話になったお礼にわずかですが」と語ります。

 上出義樹さんは、定年退職後の2010年、マスメディア報道の「自己規制」を学術的に検証したいと上智大大学院に入学し、2016年、博士号(新聞学)を取得しました。在学中、がんと診断され、治療を続けながら論文を執筆したそうです。毎年、夕張市へのふるさと納税を欠かさない道産子でした。