札幌の匿名の方から、本年度、個人としては最高額の500万円の寄付を受けました。
匿名なので、詳しく紹介できませんが、恵まれない子供たちへの奨学金に役立ててという趣旨でした。この方は、戦時中に学校生活を送り、当時「適性言語」だった英語をきちんと学ぶことが許されず、授業の代わりに「援農」に駆り出されました。
今の若者たちには、勉強したくても、できなかった自分のような体験をさせたくないという、お気持ちがうかがえました。
本年度の当基金への寄付は、工業高等専門学校生の奨学金への指定寄付を除くと、前年度の8割の水準にとどまっていました。この方の善意によって、前年度並みにこぎつけられそうです。ありがとうございます。